ビジネスモデル・キャンバスの使い方を知りたい時に読む話


前回、ビジネスモデルについて考える時に読む話でビジネスモデル・キャンバスについて書きました。

私は、一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会(BMIA)のジュニアコンサルタントの認定を受けており、各所でセミナーもさせてもらっています。

来月の6月には、尼崎商工会議所で「はじめてのビジネスモデル・キャンバス」というセミナーの講師を担当させていただきます。

 

このビジネスモデル・キャンバスについては、書籍「ビジネスモデル・ジェネレーション」という本で紹介されていて、それを読めばわかると思われるかもしれませんが、ビジネスモデル・キャンバスを実際にワークで体験することで、理解は格段に違ってきます。

 

まずは自社の現状について、9つの要素を考えるときに、あれこれ浮かんできたキーワードを1つ1つ付箋に書いて、該当する要素に貼っていきます。

そうしてできあがったビジネスモデル・キャンバスで、1つの要素に変化を加えてみます。

たとえば、顧客セグメントを1つ変えると、提供する価値が変わるといったように、1つのキーワードで、他の要素が変わってくるということが体験できます。

 

これはイノベーションが起こる前と同じことが起こっているのです。

仮説と検証をキャンバス上で繰り返しながら、やるべきことを明確化していきます。

現状のビジネスを進化させる、または新たな価値を生み出すツールとして、このキャンバスが有効であることが実感できるかと思います。

 

活用方法として、たとえば、競合企業について分析するときも、このキャンバスを使ってみると、自社との提供価値、または顧客が、リソースが、といった違いを発見することができます。

競合分析することで、自社の強みが何かいった点を考えるツールとしても有効です。

 

ビジネスモデル・キャンバスを使いこなすのに、有名な企業や事業の事例を学ぶのが最適です。

「ビジネスモデル・キャンバス 事例」などで検索すると、たくさん出てきます。

それをただ眺めるだけでは、理解は深まりません。

やはり、実際に手を動かし、顧客セグメント→価値提案→リソースといった順に書いていくことで、どの要素とどの要素がどうつながっているのか理解できるようになります。

 

自社で考える際も、1人でするよりも、社内の数人で一緒にワークショップを行うことで、色々なアイデアが出てきます。

私が、そのファシリテーターも務められますので、是非お声がけください。

コメントをする

メールアドレスが公開されることはありません。

thirteen − 5 =