無料でwebサイトを構築できないかと思った時に読む話(4)


無料で使えるWordPressを用いたサイト構築をお勧めする、本コラム。
前回までの内容は、左のタグ、WordPressからお読みください。

 

今回は、WordPress関連の書籍の紹介をしたいと思います。

 

無料で、webサイトを構築するサービスは、WordPressだけでなく、前回までに紹介した、wixやjimdoなど様々あります。

 

たいていの場合、”無料”という言葉に引き付けられ、とりあえずでサービスを使い始め、何かわからないことがあれば、Google先生で検索をし、先人がblog等で紹介している情報でなんとか目先の課題をクリアしていくことになります。

 

しかし、ある時ふと思います。

 

『何とかWordPressも使えるようになってきたけど、もうちょっときちんと、順序立てて一から勉強してみたいな。そうだ、WordPress関係の書籍を一冊読んでみよう!』

 

そんなときにオススメの(私が読んだ)本をご紹介します。

 

WordPressの教科書(プライムストラテジー社)
https://www.prime-strategy.co.jp/wp/4747/
※私が購入したのは、2013年版です。最新版とは内容に若干違いがあるかもしれませんので、その点はご了承ください。

 

【読むべき人】WordPress初心者で、WordPressの仕組みを理解したい人。
CSSの知識があり、HTMLのタグが理解できているとなおよい。

 

本書籍の特徴は、『本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書』というサブテーマの示す通り、WordPressの特徴であるフリーテーマを使わず、自分で一からテーマを作り上げていくところです。
といっても、画像などをすべて自分で用意して~というのではなく、サイトよりダウンロードするファイルを利用し、書籍に描かれた順序通りに作業を進めていくことで、最終的に自作テーマ(というかプライムストラテジーさんのデザインを利用して作られたテーマ)を用いたWordPressサイトが完成するという仕組みです。

 

出来上がるサンプルサイトはこちら http://pacific.prime-strategy.co.jp/

 

この本を読むメリットは、普段何気なく使っているテーマが、ヘッダー、メイン、フッターという構成で出来上がっていることを知り、普段の投稿画面で入力した内容が、いかにサイト(HTML形式)に反映されていくかがわかるところです。
これは、例えば、自分が使っているサイトのテーマが無料テーマの場合で、フッターにテーマ名が入るため削除したい!というような場合に、どこを修正すればよいのかがわかるといった知識となります。

 

また、パンくずナビ、抜粋文字数の調整、ブログ表示件数など、普段は気にかけていないちょっとした仕組み(便利機能)に気づくことが出来るかも知れません。

 

さらに、本を読んで疑問に思った点は、プライムストラテジーさんのwebサイトで質問すれば、回答が得られるようですので、通信教育課題として利用するような方法もありかもしれません(ご自身の判断でお願いします)。

 

ただし、実際問題、無料配布されているテーマのテンプレートは複雑なものが多く、自作したサイトより高機能で使いやすいものが大半であるため、ベース知識としては使えるが、応用可能性は低いかと思います。
CSSの説明は無く、作業途中でタグのベタうち修正過程があるため、思うように作業が進められず、途中で頓挫する方もいらっしゃるかもしれません。
加えて、辞書的に使うために~とお思いの場合も、自分がどんな問題に直面しているのかが自分でわかるのであれば、Google先生に聞くほうが早いです(笑)。

 

少し批判的なことも書きましたが、一からWordPressで『サイトをどう作るのか』『WordPressの』を理解したい人にはおすすめの本です。
どんどんプラグインなんかを使って活用していきたい人には不向きかもしれません。

 

ご興味を持たれた方は、Amazonのレビューなんかも参考にしつつ、購入を検討されてはいかがでしょうか。

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